メルマガ登録‎ > ‎Back Number‎ > ‎

2012/11/19

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本音響学会 学生・若手フォーラム
      メールマガジン 第6号

       2012年11月19日 発行

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●●┣━━━  目   次   ━━━┫●●

 ◆秋季研究発表会、無事終了!
 ◆『中国留学体験記』Webにて公開中
 ◆音響関連研究室リンク集、リニューアル予告

 ◆2013年春季研究発表会、講演募集中!


__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  秋季研究発表会、無事終了!

__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 こんにちは、メルマガ編集担当の北原です。もう2ヶ月も前になってしま
いますが、去る9月19~21日に、長野県長野市の信州大学工学部キャンパ
スにて秋季研究発表会が行われました。みなさん、今回の研究発表会はいか
がでしたでしょうか。今回のメルマガでは、今回が初めてor2回めの参加と
いう超フレッシュな3名にインタビューしてみました。それでは、お三方の
フレッシュさをどうぞお楽しみあれ。

------------------------------------------------------------------------

富山県立大学 4年 松本拓也さん

編集:まず最初のインタビューは、富山県立大の松本さんです。よろしくお
 願いします。
松本:よろしくお願いします。
編集:音響学会の研究発表会に参加するのは、今回が初めてだとか。
松本:はい。私は学部の4年生で自分の発表はなかったのですが、来春から
 音響機器メーカーへ就職することが決まり、音響の分野への理解を深めた
 いと思い、所属する研究室の先輩方の発表に同行し参加しました。
編集:参加してみてどうでしたか。
松本:研究分野が音声,聴覚, 騒音・振動,建築音響,電気音響,音楽音
 響など多岐に渡ることを知り、音響という分野の幅広さに驚きました。
編集:興味深い研究発表はありましたか。
松本:はい。1つめは、「挿入型ヘッドホンにおける構成部品のタッチノイ
 ズへの影響の検討」 (細田康介、フォスター電機)です。この研究は、ヘッ
 ドホンの構成部品がタッチノイズに与える影響を検討した研究です。
編集:タッチノイズ?
松本:タッチノイズとは、ケーブルへの接触や摩擦で発生した機械的振動が
 ケーブルを伝播し、ノイズとして聞こえる現象です。この発表から、音響
 機器メーカーの技術者がどのような研究しているのか知ることが出来まし
 た。私は卒業研究でこれまでヘッドホンの品質を物理特性の計測結果で評
 価していましたが、タッチノイズ等も評価にいれるべきだと研究の改善点
 を見つけることができました。
編集:他には、興味深い研究発表はありましたか。
松本:そうですね。「SUBARU BRZのスポーツカーサウンドの開発」(関 崇史
 他,富士重工業)ですね。この研究は、スポーツカーにふさわしい心地よ
 いエンジン音を新開発の吸気システムとサウンドクリエーターの効果を用
 いて実現したというものでした。カーオーディオの他に、エンジン音やド
 アの開閉音に関する研究があり、改めて音の汎用性を知りました。
編集:最後に、今回参加した感想を一言。
松本:今回初めて日本音響学会に参加し、「音」に関する様々な研究を知る
 ことができました。また、この分野で研究を行っている方々と交流するこ
 とができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
編集:ありがとうございました。
松本:ありがとうございました。

------------------------------------------------------------------------

千葉工業大学 4年 海老沼佑輔さん

編集:インタビュー2人目は、千葉工業大の海老沼さんです。海老沼さんも、
 松本さん同様、初めてだったんですよね。
海老沼:はい。発表会場に入り、発表する先輩方を撮影する準備を進めてい
 たのですが、会場には先生方や学生が集まってきて次第に緊張してきまし
 た。
編集:研究発表会が始まってからはいかがでした?
海老沼:発表する先輩方の姿はいつもよりも堂々としていました。ますます
 尊敬しましたね。これから僕は大学院に進むので、学会で発表をすること
 を考える上でとても刺激になりました。
編集:他の研究者の方々のご発表もご覧になりました?

海老沼:はい。ただ、基礎知識の無さを痛感する結果で終わってしまいまし
 た。
編集:他の人の発表を理解するって大変ですよね。
海老沼:はい。発表する皆さんは基礎的なことから説明してくださいました
 が、それでも内容の分からない研究は少なくありませんでした。ポスター
 発表では、ポスターを拝見しても分からないことが多くありました。です
 が、質問したとしても知識が乏しいため、理解できるか不安になり質問で
 きませんでした。自分の研究に関連するところのみの知識しか押さえてい
 なかったことを反省しました。
編集:どこか観光には行かれましたか。
海老沼:ご一緒していた先生からのご提案で、善光寺に行きました。

編集:いかがでした?
海老沼:お寺などの歴史ある建築物に興味があったので国宝指定されている
 善光寺に行くことができてうれしかったです。善光寺までの道中で「高菜
 味が美味しい」「いや、リンゴ味の方がおいしい」などと小さな討論をし
 ながらアイスを食べたりして、なかなかのどかでいい雰囲気でした。
編集:海老沼さんは、確か大学院に進学されるんですよね?
海老沼:はい。同年代の学生の方が発表する様子を見させていただくことで、

 自らの研究にさらに精進するいい貴重な経験となりました。これからの研
 究が学会で発表することができるものとなるよう日々励みたいと思いまし
 た。
編集:インタビューにお付き合いいただき、ありがとうございました。
海老沼:こちらこそ、ありがとうございました。

------------------------------------------------------------------------

筑波大学 修士1年 加庭輝明さん

編集:最後のインタビューは、筑波大の加庭さんです。よろしくお願いしま
 す。
加庭:よろしくお願いします。
編集:加庭さんは、2回めの参加だったんですよね?
加庭:そうです。前回参加した時は東京都での開催だったので、今回は普段
 中々行くことの出来ない信州を訪れる事ができて大変嬉しく思いました。
 時間に余裕がある時は会場の周りを散歩し、信州の豊かな自然や新鮮な空
 気を感じることで、学会中にも関わらず非常にリラックスして過ごすこと
 が出来ました。
編集:加庭さんも、善光寺に行かれたとか。
加庭:はい。「牛に引かれて善光寺参り」ということわざで有名な善光寺を

 観光しました。国宝にもなっている本堂は立派な造りで,実際に見る事が
 出来て良かったです。
編集:他に信州ならではのところには行かれましたか?
加庭:そうですね、毎日蕎麦屋を見つけては、1日1食は信州蕎麦を食べてい
 た気がします。それくらい蕎麦はとてもおいしかったのですが、さすがに
 「当分の間蕎麦はいいかな」と思いました(笑)。学会に参加した研究室
 の方々と飲み会を開き、お酒を交えながら普段研究室では話さないような
 事を話し合あうことが出来て、とても楽しい思い出になりました。
編集:ご発表もされたんですよね?

加庭:はい。音響学会に向けて研究をまとめる中で、自分の中の知識や考え
 を整理し、自分の研究を見つめ直すことが出来たと思います。自分の研究
 をより深く理解するとともに、今まで気がつかなかった課題も見えてきま
 した。私はそこに論文を執筆する意味があるのではないかと感じました。
編集:確かに、研究の内容や結果を人に伝えるための準備をしていて、自分
 が気づかされるというか、自分の頭の整理になっている面も大きいですよ
 ね。
加庭:まさにそうですね。他者に自分の研究を伝えるだけでなく、自分自身
 にも伝え、自分自身に考えさせるのです。そのような考えが生まれたこと
 もあり、この学会は私にとって大きな経験になったと思います。
編集:ご発表はうまくいきましたか。
加庭:「面白い研究だと思います」というお言葉をいただき、これからも
 日々研究に励もうと思いました。
編集:それはよかったですね。インタビューにお付き合いいただき、ありが
 とうございました。
加庭:ありがとうございました。

------------------------------------------------------------------------


 いかがでしたか。3人とも、学会に参加して様々な研究者の研究に触れた
ことで、さらなる研究意欲が沸いたようですね。
 ところで、長野といえば善光寺、善光寺といえば「お戒壇めぐり」ですよ
ね。JAISTの木谷さんから「お戒壇めぐり」体験記をいただきましたので、
こちらを掲載して、秋季研究発表会開催報告を閉めさせていただきます。

------------------------------------------------------------------------

 日本音響学会2012年秋季研究発表会は長野市にある信州大学で行われま
した。長野市ということで、私の頭にパッと浮かんだのは、善光寺でした。
ってことで、善光寺に行きました(もちろん、学会発表・行事以外の時間
で)。参道のお土産屋さんをフラッと通過して、国宝の本堂に入ってみると、
「お戒壇めぐり」なるものがありました。善光寺に来たものの、その謂れや
名所を知らなかった私は、説明書きを読みます。どうやら「真っ暗な回廊を
手探りで進んでいき、極楽の錠前を探り当てるもの」らしい。探り当てると
御本尊と…と説明が続くのだが、それはさて置き、真っ暗な中を進んでいく
ということに興味を持ってめぐってみました、お戒壇を。回廊の中は、全く
光が届かず、この非日常な感覚を味わえただけでもめぐった甲斐があります。
正に真っ暗なので、五感の内使えるのは、触覚と聴覚だけ。そう、手触りと
「音」だけを頼りに進んで行かないとダメなのです。私は後方から来るおば
様方の黄色い声を聴きながらめぐったのですが、その声が徐々に近づいてく
ると、焦る。しかも、実際の距離を目視できないので、焦る。聴覚を頼りに
周辺環境の状況を把握するということの大切さや難しさを感じることができ、
聴覚を研究しているものの一人として、とても貴重な経験ができました。研
究発表などで音による環境把握の話を聴くことはあっても、実際に我が身を
もって感じられる機会はそうそうありません。体験されていない方は、また
の機会にはぜひどうぞ。(JAIST 木谷俊介)

------------------------------------------------------------------------


__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 『中国留学体験記』、Webにて公開中

__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 中国に短期で留学されていたJAISTの濱田さんが、『中国留学体験記』
を寄稿してくださいました。学生・若手フォーラムのWebサイトにて公開
していますので、ぜひご覧ください。
http://www.asj-fresh.sp.m.is.nagoya-u.ac.jp/experience-notes/education/articles/china-hamada

__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 音響関連研究室リンク集、リニューアル予告

__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 学生・若手フォーラムのWebサイトに、音響関連の研究室へのリンクを

まとめたページがあるのは、ご存知でしょうか。

http://www.asj-fresh.sp.m.is.nagoya-u.ac.jp/labo_links

 このページの拡充に向け、幹事会メンバーで絶賛作業中です。年内には

新しいページがお目見得すると思います。こうご期待。

 「自分の研究室も載せてほしい」「あそこの研究室が載ってないのはおか

しいでしょ」という情報があれば、ぜひ幹事会までご連絡をお願いします。


__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 2013年春季研究発表会、講演募集中!

__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 2013年の春季研究発表会は、3月13~15日に東京工科大学八王子キャンパス

で行われます。講演募集ページがオープンしましたので、奮って申し込みま

しょう。

http://www.asj.gr.jp/annualmeeting/index.html


__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

         編 集 後 記

__________________

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 今回は、秋季研究発表会直後のメルマガということで、秋季研究発表会特
集で記事を組ませていただきました。インタビュー形式という初の試みでし
たが、お楽しみいただけましたでしょうか。最近、本格的に寒くなってきて、
体調を崩す人が続出しています。卒業論文、修士論文、博士論文の執筆を抱
えている方も多いと思います。音響学会春季研究発表会の講演申し込みもあ
りますし、体調にはくれぐれもお気をつけいただければ幸いです。次回のメ
ルマガは1月に発行予定です。次回もお楽しみに。(北原・原)

---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+

Comments